トレーニングや栄養補助に欠かせないプロテイン。しかし、気がついたら賞味期限が切れていた、なんて経験はありませんか？
「賞味期限」はあくまでも「美味しく食べられる期限」のため、期限を過ぎたからといって食べられないわけではありません。
ただし、保存状態が悪かったり、賞味期限を大幅に過ぎているプロテインを摂取するときは、十分注意する必要があります。
この記事では、プロテインの賞味期限に関する疑問を解説していきます。
賞味期限切れのプロテイン、飲んでも大丈夫？
基本的には、賞味期限が切れたプロテインはすぐに飲めなくなるわけではありません。
安全に食べられる期限を示す消費期限とは違い、賞味期限は美味しく食べられる期間の制限だからです。
しかし、賞味期限切れのプロテインにおいては以下の点に注意が必要です。
賞味期限は未開封の期限
プロテインのパッケージに記載されている賞味期限は、未開封の状態での期限を示しています。一般的に、未開封であれば1～2年程度の賞味期限が設定されています。
賞味期限は含有成分によって大きく変わり、メーカーや商品ごとに異なるため、必ずパッケージに記載されている賞味期限を確認しましょう。
ただこの賞味期限も絶対ではありません。保存状態が悪かったり長期保存していたプロテインは、中身を確認したうえで摂取するようにしましょう。賞味期限を過信しすぎてはいけません。
保存状態が悪いと賞味期限より早く劣化する
プロテインの保存状態が悪いと、賞味期限より早く劣化してしまう恐れがあります。
例えば、高温多湿の環境下で長期保存すると、味や匂いが変化したり、粉末が固まって溶かすことが困難になることがあります。カビが生えたりダニが発生したりして、完全に食べられなくなることもあります。
特に開封後は外部の影響を受けやすいため、保存状態をしっかり管理しなければなりません。
賞味期限切れと開封後のプロテインは早めに消費する
賞味期限が切れている未開封のプロテイン、または開封後の場合は、賞味期限に関係なく早めに消費することをおすすめします。
賞味期限が切れているということは、その後の味や品質は保証できないということです。開封後の劣化が早い可能性があります。
また開封済みのプロテインは外部の影響を受けやすく、すぐにプロテインの劣化がはじまるため、賞味期限よりも早く味や匂いが変化する可能性が高まります。
プロテインの匂いや味に異常がなければ急いで消費し、少しでも不安を感じたら飲むのをやめておきましょう。
賞味期限切れのプロテインを飲むリスク
賞味期限切れで劣化が進んでいるプロテインを飲むと、以下のようなリスクがあります。
- 風味や品質の劣化
- 栄養価の低下
- 腹痛や下痢などの消化器系の不調
- アレルギー反応
- カビや有害物質による中毒症状
未開封で保存していた場合は、劣化がゆっくりと進むため、賞味期限切れの直後であれば健康被害のリスクは少ないでしょう。
一方で開封後長期間が経過したプロテインは、品質が劣化している可能性が高まります。食中毒のような症状やアレルギー反応が出てしまう可能性があるため、注意が必要です。
プロテインを長持ちさせる正しい保管方法
プロテインを長持ちさせるためには、正しい保管方法が重要です。以下のポイントをおさえて正しく保管しましょう。
未開封・開封後ともに高温多湿・直射日光を避ける
未開封でも開封後でも、高温多湿と直射日光があたる環境は避けるようにしましょう。
高温多湿や日が当たる環境は、風味が変化しやすく、カビやダニが発生しやすい状態をつくってしまいます。
容器は密閉性の高いものを使用する
温度や湿度の影響を受けないためにも、プロテインの保存容器は密閉性が高いものがおすすめです。
外気が入りやすいと、温度変化で味が変化してしまったり、湿気を含んで固まったりカビが生えたりすることがあります。
乾燥剤を使用する
湿気を避けるために、乾燥材を活用するとよいでしょう。
保存容器に入れるだけで、手軽に湿度を押さえ、劣化を防ぐことができます。
冷暗所または冷蔵・冷凍庫で保管
プロテインの保管場所として、もっともおすすめなのが冷暗所です。高温多湿と直射日光を避けることができます。
冷暗所が用意できない場合は、冷蔵庫や冷凍庫での保管もおすすめです。ただし冷蔵・冷凍状態から外に出すと、温度差や結露によって劣化が進む可能性があるため、取り出しは素早くおこないましょう。
開封後はなるべく早く飲みきる
結局、リスクなくプロテインを摂取するための1番のポイントは、なるべく早く飲みきることです。
賞味期限やネット上の保存期間の情報を鵜吞みにせず、できるだけ早く消費することを心がけましょう。
摂取頻度が少ない場合は、大容量タイプではなく少量のプロテインを購入することをおすすめします。
まとめ
賞味期限切れのプロテインは、すぐに飲めなくなるわけではありません。
ただし、保存状態によっては品質が劣化している可能性はあります。特に開封後は劣化スピードが速く、なるべく早く飲み切ることをおすすめします。
飲む前に状態をよく確認し、不安を感じたら摂取しないようにしましょう。
リスクなくプロテインを摂取するためには、正しく保管することが大切なため、推奨される保管方法を守って安全に摂取しましょう。
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