粉末のプロテインを何で割っていますか？水で割って飲むという人もいれば、牛乳で割るという人もいるでしょう。
プロテインを牛乳で割った場合と水で割った場合、どんな違いがあるのでしょうか？それぞれのメリット・デメリットを解説します。
プロテインを牛乳で割るメリット
プロテインを牛乳で割る方法は、多くの人に親しまれている飲み方です。まず、牛乳でプロテインを割るメリットを紹介します。
栄養価アップ
牛乳には、カルシウム・たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミンなどが含まれています。カルシウムやビタミンDは骨、たんぱく質は筋肉の主要な栄養素になるなど、体に必要な栄養をたくさん含んでいます。
牛乳と一緒にプロテインを飲むことで、1食で得られる栄養素の幅が広がります。栄養補給食品として、プロテインドリンクのレベルがワンランクアップするでしょう。
飲みやすい味になる
牛乳で割ると、プロテインの味がまろやかになり、飲みやすくなります。プロテインの独特な味や粉っぽさが苦手な方には、牛乳で割るとそれらが気にならなくなるのでおすすめです。
またプロテインには、苺やバナナのような牛乳と相性抜群のフレーバーが存在します。牛乳と組み合わせて、味の変化を楽しむこともできるでしょう。
少量でエネルギーを補給できる
牛乳で割ることで、プロテインのカロリーが増加します。とくにトレーニング後のエネルギー補給を重視する方には、このカロリーアップが役立ちます。1日を活動的に過ごすために、朝に牛乳割りプロテインを飲むこともおすすめです。
参照元：Food Composition Database-食品成分データベース
プロテインを牛乳で割るデメリット
プロテインを牛乳で割る場合には、注意点も存在します。牛乳割りのデメリットを紹介します。
消化が遅くなる
牛乳に含まれるたんぱく質は、約2割がホエイプロテイン、約8割はカゼインプロテインです。カゼインはゆっくり吸収されるたんぱく質のため、水で割ったときよりも消化スピードが落ちます。
アレルギー発症やお腹を壊すリスク
牛乳に含まれるたんぱく質を消化できない体質の場合、アレルギー症状がでる可能性があります。下痢や麻疹、喘息などの症状がでた場合には、摂取をやめましょう。
アレルギーまではいかなくても、おなかに不快感を感じる場合もあります。日々継続して飲むためには、牛乳ではなく水で割った方が続けやすいでしょう。
参照元：農林水産省-牛乳のチカラ
プロテインを水で割るメリット
次に、水でプロテインを割る場合のメリットを見ていきましょう。
消化が早い
水で割ると、吸収効率に特化したプロテインの特性を生かして、体に早く栄養を届けることができます。特にトレーニング直後の摂取に適しています。
カロリーコントロールがしやすい
水にはカロリーがないため、プロテインを水で割ることで、摂取カロリーを抑えることができます。
ダイエット中やカロリー管理を重視している方にとっては、この点が大きなメリットです。
手軽で便利
水はどこでも手に入るため、プロテインシェイクを作るのが簡単です。ジムや外出先でも手軽にプロテインを摂取できます。
プロテインを水で割るデメリット
プロテインを水で割る場合にも、デメリットがあります。
味が薄くなる
水で割ると、プロテインの味が薄くなり、飲みごたえが減ることがあります。これが気になる人は味付きのプロテインパウダーを選ぶか、牛乳で割る方法を検討することをおすすめします。
栄養価が増えない
水には栄養素がほとんど含まれていないため、牛乳で割った場合に比べて、追加の栄養が得られません。そのため、他の食事やサプリメントで不足分を補う必要があります。
プロテインの牛乳割りがおすすめなケース
牛乳でプロテインを割ることが特におすすめなケースについて説明します。
栄養補給を目的とする場合
通常の食事だけでは不足しがちな栄養を補給したい場合には、栄養価の高い牛乳割りが効果的です。
とくにトレーニング後のリカバリータイムや、夜間に消化が進んで栄養が不足しがちな朝に摂取することで、体に必要な栄養を素早く届けることができます。
味を重視する場合
プロテインを飲みやすくしたい人や、より満足感のあるドリンクを求める人、いつものプロテインの味に飽きた人には、牛乳割りが適しています。
牛乳とプロテインの組み合わせで味を変化させることで、毎日のプロテイン摂取がより楽しく、続けやすくなります。
エネルギーが必要な場合
1日に活力をつけたいとき、運動前にエネルギー補給がしたいときに、牛乳割りが有効です。ただし1日の運動量によってはカロリーオーバーになり、体重増加につながる可能性もあるため、注意が必要です。
まとめ
プロテインを牛乳で割るか、水で割るかは、プロテインの摂取目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが重要です。牛乳で割ることで得られる栄養価アップや味の変化、エネルギー補給などのメリットを活かしつつ、消化の速さやカロリーコントロールを重視する場合は水で割ることが適しています。
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